鉢形城(はちがたじょう)

鉢形城の概要・歴史・構造等

名称 鉢形城
別名 なし
所在 埼玉県大里郡寄居町
築城年代 1476年(文明八年)
築城者 長尾景春
遺構 土塁・空堀・土橋・石垣
スタンプ設置場所 鉢形城歴史館
関連HP 寄居町案内ページ

鉢形城、百名城18番に指定されていて埼玉県大里郡寄居町にあります。

荒川と深沢川にはさまれた断崖上にある天然の要害で、長尾景春が文明八年(1476年)に築城しました。

「長尾景春の乱」と呼ばれる長尾景春が山内上杉氏の家宰となれなかったこと恨んで起こした反乱時が築城時期でした。
この戦乱時に、長尾景春は鉢形城を拠点として戦いましたが、文明十年(1478年)に太田道灌に攻められて鉢形城は落城し上杉顕定の居城となりました。
その後、山内上杉氏と扇谷上杉氏との争いや山内上杉氏の内紛で何度も戦場となりましたが山内上杉氏の支配地域でした。
永禄七年(1564年)に北条氏康の四男の北条氏邦が鉢形城に入り、後北条氏の支配下となり武蔵北部支配の重要拠点として、城域拡張工事が行われました。
永禄十二年(1569年)には、武田信玄から、天正十二年(1574年)には上杉謙信からの攻撃を受けています。

天正十八年(1590年)の豊臣秀吉による小田原征伐時に北国勢の前田利家・上杉景勝・真田正幸ら3万人の大軍に攻められて包囲され、約一ヶ月の籠城戦を戦った後に開城しました。

城域の中央やや東側の荒川を背にした切り立った断崖上に本曲輪が置かれ、搦手側の北東に笹曲輪が隣接していました。
本曲輪の西側に、二の曲輪・三の曲輪・諏訪曲輪などが続き、逸見曲輪が大手口となっていたと考えられています。

鉢形城のスタンプ設置場所・アクセス・駐車場

鉢形城のスタンプ設置場所は、鉢形城外曲輪にある鉢形城歴史館内にあります。
鉢形城歴史館は、有料の施設ですが入場券販売カウンターの脇にスタンプ台が設置されていて、スタンプだけなら無料で利用できます。
鉢形城歴史館の開館時間は、9:30から16:30までで閉館時には入り口付近にスタンプ台が置かれているようです。

アクセスは、公共交通機関を利用するならJR・秩父鉄道・東武東上線の寄居駅から城址の北東の笹曲輪内にある鉢形城地形模型までで徒歩約10分くらいです。
車なら関越自動車道花園ICから10分程度で鉢形城歴史館に到着できます。
駐車場は鉢形城歴史館の前に舗装された駐車場が用意されています。
他にも城址内に2箇所ほど駐車場があります。

百名城の一覧ページはこちら

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