名称 | 八王子城 | |
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別名 | 武州八王子城 | |
所在 | 東京都八王子市 | |
築城年代 | 天正十五年(1587年) | |
築城者 | 北条氏照 | |
遺構 | 石垣・竪堀・土塁 | |
スタンプ設置場所 | 八王子城跡ガイダンス施設内 | |
関連HP | 八王子城跡ガイダンス施設 |
八王子城は、百名城22番に指定されていて東京都八王子市にあります。
北浅川と南浅川に囲まれた山に、北条氏康の三男北条氏照が天正十五年(1587年)に築城しました。
北条氏照は、八王子城の北東の多摩川近くにあった滝山城を本拠としていましたが、武田信玄の侵攻で落城寸前まで追い詰められたために、より防御力の高い城郭である八王子城を築いて本拠地を移しました。
本丸を中心に、松木曲輪・小宮曲輪などのいくつもの曲輪を備えた要害地区と、御主殿を中心とした居住地区と城下町につながる根古屋地区で構成されていました。
天正十八年(1590年)の小田原征伐時に、北条氏照は主力を引き連れて小田原に詰めており、八王子城はわずかな将兵が守備していました。上杉景勝・前田利家・真田正幸らの北国勢約1万5千人に攻撃されて、わずか1日で八王子城は落城しています。
落城する時に、北条氏照の正室比佐をはじめとする婦女子が自刃し、御主殿のそばの滝に身を投げたと言われています。
この悲劇があったことから、八王子城は関東でも有名な心霊スポットとなっています。
金子丸を本丸側から撮った写真です。
尾根をひな壇上に造成した構造ですが、かなり狭くて大量の将兵が入らないような気がします。
山道になれない人ならここまでで息が上がってくるかと思います。本丸までは金子丸までの倍以上の山道を進む必要があります。
本丸手前の曲輪にある八王子神社です。
ここが本丸かと思ってしまいそうですが、上に写真右手の階段の上が本丸です。
横地監物が守備していたと言われる本丸跡です。
城の中でも一番重要な場所ですが、ここも狭く大きな建物はなかったようです。
小宮曲輪跡です。
神社の拝殿のような建物がありますが、朽ちかけています。
現在は、この建物は撤去されているみたいですね。
小宮曲輪が、搦手からの上杉景勝からの急襲で落とされたために、守備側が崩れて落城したそうです。
・御主殿跡
駐車場から管理棟に向かうと、右手に鳥居があり要害地区が始まるのですが左手を下っていくと御主殿跡に繋がっていきます。
下調べをしていないと見落とす可能性もあるので、せっかく八王子城跡まで行ったのなら忘れずに訪れれましょう。
野面積みの石垣や桝形虎口、城主の館があったとされる大規模な曲輪があります。
八王子城の百名城スタンプは、八王子城跡ガイダンス施設内にあります。
ガイダンス施設の営業時間は、9時から17時までです。
八王子城へのアクセスは、公共交通機関なら八王子城跡バス停がガイダンス施設に隣接していますが、土曜日・日曜日のみの運行です。
平日は、霊園前・八王子城跡入り口のバス停が最寄りになりますがガイダンス施設までは500mほどあります。
八王子城跡までの公共交通機関でのアクセスは、あまりよくないので自由に使える車があるなら車で行くことをお勧めします。
駐車場は、ガイダンス施設に隣接する敷地にあり、無料で利用できます。
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