金山城(かなやまじょう、別名:新田金山城)

金山城の概要・歴史・構造等

名称 金山城
別名 新田金山城
所在 群馬県太田市
築城年代 1469年(文明元年)
築城者 岩松家純
遺構 石垣・土塁・空堀・井戸
スタンプ設置場所 中島記念公園(南曲輪)の休憩所施設内
関連HP 太田市文化財案内ページ

金山城は、百名城17番に指定されていて群馬県太田市にあります。

新田一族の岩松家純が、文明元年(1469年)に標高235mの金山の山頂に築かれた山城です。
関東地方の城は、土塁と空堀で築かれた土造りの城がほとんどですが、金山城は石垣を多用した珍しい城郭です。

下剋上により、岩松氏の家臣だった由良氏に支配者が替わり、由良氏が城主だった頃には、甲斐の武田氏・越後の上杉氏からの攻撃を受けたが退けた堅固な城郭です。
その後、後北条氏が城主となりましたが、豊臣秀吉の小田原征伐で後北条氏は滅亡し、金山城は廃城となりました。

・金山城の遺構

■見附出丸・西城

駐車場から本丸の逆方向西側にある曲輪です。
土塁と空堀が良く残っています。
土塁を組み合わせた虎口も確認できます。

■物見台

稜線上にあり、北側も南側にも視界が開けていて、抜群の眺望です。
上杉謙信が金山城を攻めた時に、この物見台からの監視を避けるために陣を移動させたそうです。

■月ノ池

大手虎口手前にあり、発掘時には池の中から茶碗や箸などの生活用品が出てきたそうです。
石垣に二段になっているのは、大雨時に池の水が溢れるのを防止するためのようです。

■大手虎口石垣

実城へ向かう通路を、厳重に守っていた拠点でした。
当時は、二階建櫓門が設置されていました。
金山城のふもとにある、史跡金山城跡ガイダンス施設では、大手虎口の復元模型が展示されています。

■本丸(実城)

本丸には、新田義貞を祀る新田神社が鎮座しています。
この神社には、昭和天皇も参拝したそうです。

金山城へのアクセス・駐車場、スタンプ設置場所

金山城のスタンプ設置場所は、南曲輪(中島記念公園)にある休憩所の中に設置されています。
休憩所は、24時間開放されているので時間制限はありません。

金山城へのアクセスは、公共交通機関を利用するなら最寄り駅が東武伊勢崎線太田駅です。
駅から徒歩なら金山城のふもとにある史跡金山城跡ガイダンス施設までの所要時間が約50分、さらに史跡金山城跡ガイダンス施設から本丸(実城)までの所要時間が約30分となっています。
ハイキング目的なら徒歩でもいいかもしれませんが、車で行った方が無難かと思います。
太田駅でレンタルサイクルもあるようです。

駐車場は、西城付近に無料駐車場があります。

百名城の一覧ページはこちら

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