五稜郭(ごりょうかく、別名:柳野城) – 戊辰戦争最後の激戦地となった稜堡式の城郭

名称 五稜郭
別名 柳野城
所在 北海道函館市
築城年代 1866年
築城者 江戸幕府
遺構 土塁・石垣・水堀・空堀・兵糧庫
スタンプ設置場所 休憩所「板庫」、五稜郭タワーチケット売り場
関連HP 五稜郭タワー

五稜郭の概要・歴史・構造等

五稜郭は、百名城2番として指定された北海道函館市にある日本国内で数か所しかない稜堡式の城郭です。
江戸幕府が日米和親条約を締結時に箱館港を開港時に奉行所移転先として築城されました。
当時ロシアからの圧力があり、対馬を占拠されるなど事件も起きていたため、ロシアに対する防衛拠点とする目的もありました。
設計は、フランス軍からの指導を受けた武田斐三郎が行い、1866年に完成しています。
五稜郭完成後のわずか2年後に、江戸幕府は崩壊しています。

戊辰戦争では、旧幕府軍が五稜郭を占領し、箱館政権の本拠地となりました。箱館政権は、北海道内ある松前藩を攻めて降伏させるなど、函館周辺を一時的に制圧しましたが、新政府軍の反撃により五稜郭は落城して、箱館政権は崩壊しています。

・遺構・構造
欧州の城郭によくみられる星形要塞とも呼ばれる稜堡式城郭で、三角突端部を複数組み合わせて、それぞれの拠点を相互に死角なく援護射撃ができるような構造になっています。

当初は、堀や土塁すべてに石垣を築く計画だったようですが、費用や石の切り出しにより時間を必要するため建設期間が長期化するなどの理由に、半月堡や虎口周辺のみで石垣が使用されています。
石垣の上部には、刎ね出し・武者返しとも呼ばれる出っ張りがあることも比較珍しい構造です。

五稜郭の中心部のあった箱館奉行所は、明治初期に札幌に建設する開拓使新庁舎の材料とするために1871年に解体されましたが、100年以上経過した2010年木造復元されて公開されています。
入場料は、大人500円・学生250円となっています。

五稜郭のスタンプ設置場所他

五稜郭の百名城スタンプ設置場所は、
・休憩所 板庫(いたくら)
・五稜郭タワーチケット売り場
の2箇所です。

どちらも、誰でも手に取れるスタンプ置き場があるわけでなく、係員さんや店員さん声をかけるとスタンプを出してもらえるという設置方法です。

付近には、函館ご当地グルメが楽しめます。
正門側の五稜郭タワーのすぐそばに函館ご当地バーガーのラッキーピエロ、裏門側には回転ずしの函太郎があります。

百名城の一覧ページはこちら

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