名称 | 甲府城 | |
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別名 | 舞鶴城 | |
所在 | 山梨県甲府市 | |
築城年代 | 文禄・慶長年間(1590年代) | |
築城者 | 浅野行長 | |
遺構 | 石垣・堀(復元物:櫓門・櫓・土塀) | |
スタンプ設置場所 | 甲府城稲荷櫓、舞鶴城公園管理事務所 | |
関連HP | 甲府市観光情報 |
甲府城は、百名城25番に指定されていて山梨県甲府市にあります。
武田氏の本拠地だった躑躅ヶ崎館から甲府城に移転し、完成時の城主は浅野長政だったことから築城主を長政として記しています。
徳川家康が甲斐を支配していた頃に家臣の平岩親吉に甲府城の築城を命じたという記録がありますが、実際に工事が行われたかはっきりとしていません。
徳川家康の関東転封後に甲斐の国主となった豊臣秀勝も甲府城築城に関係していると想定されますが、すぐに美濃に転封となっています。
江戸幕府成立後は、江戸の西側の重要な防御拠点として徳川一族や譜代大名、幕府直轄の領地となっています。
六代将軍徳川家宣は、甲府城の城主でした。
戊辰戦争の甲州勝沼の戦いでは、幕府側の新選組が甲府城接収の命を受けて向かいましたが、新政府軍の板垣退助が先着し、甲府城は無血開城しています。
その後、甲府城の西方の勝沼にある柏尾橋で両軍は激突して、幕府軍側は破れ壊滅しています。
明治六年の明治政府による廃城令により、甲府城も廃城となりました。
・遺構、構造
甲府駅に隣接する舞鶴城公園内に、甲府城の遺構や復元建物のほとんどがあります。
舞鶴城公園以外にもJR中央線の線路の北側に山手御門が復元されています。
舞鶴公園内には、本丸・二の丸・稲荷曲輪・鍛冶曲輪などがあり南側には水堀が現存しています。
水堀に架かっている橋は、当時はなく後から追加建造したもので石垣も組みなおしているようです。
西側にあった清水曲輪・楽屋曲輪は、開発されて山梨県庁と甲府駅となっています。
・天守台
甲府城で一番高いところにあり、甲府市内の街並みを一望できます。
甲府城の天守に関する資料がないため、天守の存否がはっきりせず実は無かったのではという説もあります。
豊臣秀吉が徳川家康を牽制するために、築かせた城なので威圧するためにも天守がなかったとは考えにくいので、個人的にはあったと思っています。
・稲荷櫓(いなりやぐら)
本丸の北東にある稲荷曲輪にある櫓で2004年に復元された二重櫓で、櫓内を見学できます。
百名城スタンプの設置場所でもあります。
無料で入館できますが、開館時間が午前9時から午後4時30分までで、月曜日が休館日となっています。
・鉄門(くろがねもん)
本丸南側の二階建の櫓門で、2013年に復元工事が完了しています。
二階部分は、解放されていて見学可能です。
中には、甲府城の歴史や鉄門復元工事の過程などの資料が展示しています。
甲府城の百名城スタンプ設置場所は、稲荷櫓内と舞鶴公園管理事務所の2箇所です。
・舞鶴公園管理事務所
開館時間:午前8時から午後5時まで
休館日:月曜日など
・稲荷櫓
開館時間:午前9時から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
休館日:月曜日など
甲府城へのアクセスは、最寄り駅はJR甲府駅で舞鶴城公園に隣接しています。
駐車場はありますが、バスや障碍者用で予約が必要なようなので、車で行くなら付近にコインパーキングを利用することになります。
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